こんにちは。まなびや たぬき堂のたぬきです。
あなたは逆境に強いですか?それとも弱いですか?
何かがうまくいかないときー
思いもよらない出来事に、心が揺れるときー
「もっと強くならなきゃ」と思うけど、心が折れてしまいそうになる。
逆境に強くなるには、どうしたらいいの?
そんな問いが、頭に浮かんできます。
逆境に強いって言われる人がいるけど、私たちと何が違うんだろう?
カリスマ的な才能?逆境を跳ねのけるパワー?鋼のメンタル?
今回は、そんな問いを投げかけながら、逆境に強くなる方法について考えてみたいと思います。
逆境は、どんなことをしてもあるもの
誠実に動いていても、思い通りにならないことがあります。
しっかりと準備を重ねても、一生懸命努力をしても、それでも逆境はやってきます。
「なんでこんな時に」「ツイてない」と思うかもしれない。
でもそれは、誰かのせいでも、自分のせいでも、ツイてないわけでもありません。
逆境は、どんなときでもやって来るものなのです。
むしろ、逆境が来た!また来た?まだ来るの!?という感じで、テレビドラマのように次々とやって来ることが多いです。
多くの人は、トラブルはほんの少し起きるぐらいの想定で計画を組んだりするかもしれません。
だから、逆境が思いのほかたくさん来たり、想定より大きかった時に、挫折してしまうのです。
でも、逆境は来るものだと知っていれば、逆境との向き合い方が少し変わってきます。
「お、逆境が来たな」と思えるようになります。
「これも通過点かもしれない」と、少しだけ前向きに逆境と向き合えるかもしれません。
逆境に強くなるには、まず逆境について知ることが大事です。
逆境は避けられないものだと知っているだけで、心の揺れ方が変わるのです。
思考停止しないこと
逆境が来たときは、思考停止しないことが重要です。
想定外のことが発生すると、「もう駄目だ」と考えるのを諦めてしまいそうになります。
でもそんな時こそ、しっかりと自分の頭で考えてみてほしいのです。
たとえば、こんな風に。
自分が企画したプロジェクトに周囲が協力的じゃない ➡ まずは協力してくれる人を探してみよう
大事なプレゼンの日に熱を出してしまった ➡ オンラインでできないか相談してみよう
こんな感じで、とにかく可能性をたくさん考えてみる。
それは、単純に熱が出たからプレゼンをキャンセルするということではありません。
これまで準備してきたことを無駄にしないためにも、お客様の期待に最大限に答えるためにも、どうするのがベストかをしっかりと考えてみてください。
そうすると、必ず何かのアイデアが思いつきます。
思いついたら、それを思い切って実行してみてください。
一番良くないのは、思考停止して動けなくなること。
あなたが動かなければ、何も変わりません。
でも、あなたが動けば、必ず何かの反応が返ってくる。
そして、そこから少しずつ状況は好転していくものなのです。
最初は協力者がいなくても、一人一人に丁寧に声を掛けてみたら、協力してくれる人が必ず現れるのです。
自分の軸をしっかり持つこと
逆境に立っているときこそ、自分の「軸」が大事になります。
軸がふらふらしていると、揺れの中で折れてしまい、思考停止しやすくなる。
でも、軸がしっかりしていれば、揺れながらでも、耐えられる。
それは、強さというよりも、しなやかさに近い。
強風に耐える木のように、折れずにしなる力。
そのしなやかさが、逆境に耐える力になります。
何のために、それをしようと思ったのか。
誰のために、そこに立っているのか。
その自分の中の軸が、静かに自分を支えてくれるのです。
軸さえしっかりしていれば、枝葉の部分は柔軟に対応できる。
全部を頑なに守ろうとすると、かえって折れてしまいます。
逆境に強くなるには、積み重ねが大事
そして、逆境に強くなるために、一番重要なのが経験。
逆境という空気を、身体で感じることです。
逆境を何度か経験すると、少しずつわかってくることがあります。
高い壁のように見えていた逆境も、後から振り返ってみると、それほど高い壁ではなかったと感じたり、絶対に無理だと思ったことでも、諦めずに取り組めば実現できるんだということを実感します。
そして、逆境を乗り越えたことが、積み重なって自信となる。
逆境に強くなる為に必要なものは、カリスマ性でも、打たれ強さでもなく、何とかなるという自信です。
「逆境に強い人」と呼ばれる人たちがいますが、
彼らの多くは過去に、涙を流した夜、誰にも言えなかった不安、を何度も経験した人です。
それでも一歩ずつ歩き出して、最後までやり切った、何とかなった。
そんな経験が、彼らを少しずつ強くしたのです。
強くなるとは、急に変わることではなく、何度もピンチに直面しながらも、諦めずにやりきること。
その積み重ねが、逆境に強い人をつくるのです。
最後に ー逆境とともに生きる
たぬき堂では、「逆境を乗り越える」ではなく、「逆境とともに生きる」と考えます。
乗り越えようとすると、力が入ってしまう。
でも、共に生きると決めると、少しだけ呼吸が楽になる。
「逆境に立ち向かう」「折れないように踏ん張る」よりも、
「逆境と共存する」「揺れながらでも進みづつける」ことを大事にしたい。
“逆境に強くなる”という言葉は、”しなやかに生きる力”を描く言葉であってほしい。
たぬき堂は、そんな強さを信じたいと思っています。
今日も、どこかで逆境に揺れながらもがんばっている人たちがいる。
そんな人たちにそって眼差しを向けて、応援したいと思います。
