こんにちは。まなびや たぬき堂のたぬきです。
今日は、仕事のことを少しだけ。
「頑張っているのに、認められない」
そんなふうに感じたこと、ありませんか。
「私、ちゃんと見てもらえてるのかな」
「こんなに頑張ってるのに、誰も気づいてくれない」
「どうしてあの人ばかり評価されるんだろう」
そんな気持ちが、ふと胸の奥に広がることがあります。
それは、誰かに責められたわけでもないのに、自分の存在が否定されたような気持ちになる痛みです。
そしてその痛みは、誰にも言えない。
言ったところで、「気にしすぎだよ」とか「もっと頑張ればいいじゃん」と言われてしまいそうで、余計に孤独になる。
でもね、私は思うんです。
認められないのは、あなたのせいじゃない。
それは、あなたの努力が足りないからでも、能力がないからでもない。
ただ、今いる場所が、あなたを認める準備ができていないだけかもしれません。
評価されるかどうかは「運」の要素が大きい
仕事で認められるかどうかって、実は「運」の要素がとても大きい。
たとえば、新入社員として若手が少ない部署に配属されたら、それだけで重宝されて、可愛がられるかもしれません。
逆に、若手が多い部署に入ったら、ライバル視されて、厳しく扱われることもある。
たまたま自分と同じスキルを持った人がいなければ、頼られて、評価されるかもしれない。
上司がたまたま面倒見のいい人だった。
たまたまその時期に人手が足りなかった。
たまたま、あなたの頑張りが目についた。
そんな“たまたま”が、評価を左右する。
つまり、認められるかどうかは、必ずしも実力だけでは決まらない。
環境やタイミング、そして人間関係—
それらが複雑に絡み合って、評価というものは形づくられていく。
だから、認められないからといって、「自分がダメなんだ」と思わないでほしい。
それは、あなたのせいじゃない。
認められない構造の中で、どう生きるか
もっと言えば、まわりが「この人は認めたくない」と思っていたら、どんなに仕事を頑張っていても、認めてもらえないことがある。
人間は、感情の生き物です。
好き嫌いもあるし、嫉妬もするし、無意識に誰かを排除してしまうこともある。
だから、評価というのは、必ずしも公平じゃない。
そしてその不公平さに、私たちは日々さらされているのです。
そんな中でも、働き続ける人がいます。
誰にも見られていない努力を、黙々と続ける人がいます。
その人たちは、誰かに認められるためだけに働いているわけじゃない。
もっと深いところで、自分のために働いている。
「誰かに褒められたい」よりも、「自分が納得したい」
そんな思いで、今日も仕事をしています。
認められない経験を「味わう」ということ
頑張っても認められない時間は、苦しい。
報われない努力は、心をすり減らします。
「こんなにも頑張ったのに、誰にも見てもらえなかった」
その悔しさや虚しさは、簡単に言葉にできるものじゃない。
でもね、その痛みを、ちゃんと味わうことも大事だと思うんです。
「味わう」というのは、ただ耐えることじゃない。
その痛みを、自分の中でしっかりと感じて、「私はこんなにも頑張ったんだ」と、「私は認められないことを悔しく思っている」と自分で認めてあげること。
そして、もう味わい尽くしたと思ったら、辞めるのもありだと思います。
それは逃げじゃない。自分を守るための、誇りある決断です。
「もう十分やった」
そう思えるまで頑張ったあなたは、誰に認められなくても、ちゃんと価値がある。
どこに行っても起こること
認められないことは、場所を変えても起こります。
部署を変えても、会社を変えても、職種を変えても—
同じようなことは、また起こるかもしれない。
なぜなら、人間は弱い生き物だから。
誰かを認めることは、勇気がいる。
自分より優れている人を認めることは、怖い。
だから、人は時に、認めることを避ける。
でもその弱さを知っているからこそ、私たちは優しくなれる。
自分も誰かを認められなかったことがあるかもしれない。
そのことを思い出すと、「認められない人の痛み」を、少しだけわかってあげられる。
そしてその優しさは、誰かに褒められることよりも、ずっと価値があると思うんです。
あなたは、誰に認められたいと思っていますか?
最後に、ひとつだけ問いを残したいと思います。
あなたは、誰に認められたいと思っていますか?
その人に認められなくても、自分を認めることはできますか?
評価されない日々にも、灯りをともす言葉を、あなたは持っていますか?
もし今、誰にも認められていないと感じているなら—
せめて今日だけは、あなた自身があなたを認めてあげてください。
「今日もちゃんと働いたね」
「誰にも見られていなくても、私は知ってるよ」
そんな言葉を、自分に向けて言ってあげてほしい。
それは、誰かに褒められるよりも、ずっと深く、ずっと優しい認め方だから。
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